ETS手術とリバーサル手術

手掌多汗症のクライマーが、ETS手術をして、重度の後遺症に苦しみ、フィンランドでのリバーサル手術に成功。ゴミ収集員復帰を目指す物語

ETS手術をした理由

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自分の手が何でこんなに汗💦で濡れているのか?疑問に思い始めたのは小学校4年生位の時でした。

 

小学校4年生位の男の子ってまぁ馬鹿というか怖いもの知らずというか…

 

自分もそうでした。夏の日にうんていを2つ、3つ飛ばして遊ぶって言う馬鹿な遊びをしてました。

 

結果はご想像通りです。手汗で滑って頭から落下です。そこから手汗を意識しだしました。

 

以来テストや習字、握手や腕相撲など手を使うことに意識すると汗が滲んできました。同時に足裏と脇もかいていました

 

中学、高校と成長するにつれコンプレックスになっていき悩む様になり、

両親に手汗の悩みを打ち明けても、気のせい、そんな事気にしてもしょうがないって言う。何となく予想できた返事でした。

 

大学に行きだすと、忙しいのと、友人関係に恵まれてとにかく楽しかったので、手汗にはそんなに悩まなくなっていた気がします。

 

就職してからも、緊張やミスして怒られた時位に「あー手汗凄いなー」って感じでした。

 

その後も手汗に理解がある妻と結婚して順風満帆な生活を送っていましたが、

 

ボルダリングというスポーツに出会い、再び手汗を意識しだして、悩む様になりました。

 

画鋲みたいな小さいホールドにつま先立ちをして、指先の第1関節位で掴みに行く時、どうしても手汗で落ちてしまいます💦滑り止めの粉(チョーク)を大量につけても一瞬で汗で滑る→落ちるの繰り返しです。

 

ネットで手汗について調べてたら、手掌多汗症と言う病気と分かり、塩化アルミニウムやイオントフォレーシス、手術が治療方法などがあると知り、先ずは塩化アルミニウムを試しましたが、全然効かない…

 

イオント何ちゃらはなんか高いし、効き目もよく分からないってことでパス

 

手術は代償性発汗があると知って、その時は怖くなってパスしました。

 

それから徐々に手汗でまた悩む日が続いて、周りがどんどんボルダリングで上達する中、自分は手汗で相変わらず落ちてしまう…と同時期に汗でハンドルが滑ってあわや事故というのが2回程重なり、手術を検討する様になりました。

 

ネットでETSやって良かったとか、代償性発汗もあまり無く、もっと早くやっておけばよかった。という記事を見たり、

保険適用で手術時間は40分、難しい手術ではなく、日帰りで入院不要って事に安全な手術と思って早速ネットで説明会の受付をしました。

 

説明会は5人合同で手術の内容と映像

を見て、注意事項と後遺症について説明がスラーっと行われて、その後個別で問診があり、日常生活で困ってると伝えると手術で完治出来ますよ、手術日はいつが良いですか?

 

とスムーズに日にちが決まり、説明会の日に血液検査とレントゲン撮影をして、後は手術日に行くだけという。トントン拍子に話が進んで行きました。

 

その時はこんな身体になるなんて思ってもいませんでした。